TikTokやFRBの話

こんにちは。社員Aです。

個人的にはTikTokは使わないのですが、興味深い記事がありました。

その内容は、iOS版TikTokのアプリ内ブラウザについて、キー入力を監視しているらしいとのこと。
いわゆるキーロガーというものですね。
悪用すると入力したID・パスワードや住所・氏名といった重要な個人情報まで盗めるしろものです。

TikTok側は、最適なユーザー エクスペリエンスを提供する等のためとして悪用はしていないとのことです。
気になる方は使わないほうがいいですね。

中国の話が出たついでにもう一つ。

話によると40万程の預金口座が事実上凍結されたらしいとのことです。

そして、口座を凍結された人々のデモを抑えるために、コロナ監視アプリを使ったようです。

スマートフォンのコロナ監視アプリは、3 色(緑・黄色・赤)で識別されています。

赤:感染者
黄:コロナ感染者との濃厚接触者等
緑:健康に問題がない

そして口座が凍結された預金者について、緑色からコロナウイルス感染者の赤色に変更された人が多数いると騒ぎになっています。
ツッコミどころが多いのですが、コロナ監視アプリの使い方が間違ってますね。

話は変わりますが、米国ワイオミング州にてジャクソンホール会議という経済政策シンポジウムが開催されました。

各国の中央銀行総裁など経済人が出席する会議で、日銀の黒田総裁も出席しています。

ちなみに、ジャクソンホールといいますが、会館などではなくジャクソンホールという地名らしいです。

そこで、米国のFRB(連邦準備制度理事会)のジェローム・パウエル議長が短いスピーチを行いました。

パウエル議長が、今後も米国のインフレ抑制していく発言を行ったため、米国株式や仮想通貨が下がりました。
また、パウエル議長は、金利上昇で家計や企業に何らかの痛みを伴うと発言しています。

NYダウ(ダウ・ジョーンズ工業株平均株価)においては、1000ドル以上も下がってしまいました。
(NYダウは、経済紙「ウォールストリート・ジャーナル」を発行するダウ・ジョーンズ社が、選定した米国で影響力のある30銘柄の株式の平均のことです。)

FRBの役割は、米国の物価安定と雇用に責任負うものであるため、株式相場の方は基本的に見ていません。
金融関係者ではないため間違っているかもしれませんが、まとめますと以下のような感じです。

  1. 米国のインフレは高止まりしているが、2022年の7月に米国のインフレ率は8.5となり、6月の9.1よりも下がったためピークが来たと思われた
  2. 今後、金利上昇は続かないと株式関係者は(若干)楽観視していた
    ※金利が上がると、基本的には株式は相場が下がる方向にあります。
  3. パウエル議長の発言により、インフレ抑制のため金利の上昇続けていく可能性が高いと判断
  4. 仮想通貨や米国株式が下がった

このことにより今後当面の米国株式は、景気後退する可能性高いようです。

中国の取り付け騒ぎや米国の景気後退など、引き続き日本の経済人もしっかりと舵取りをしてほしいですね。